こんにちは、りんです🍎🍯
先日、名古屋の三菱UFJ銀行貨幣・浮世絵ミュージアムに行ってきました。ハンガリーの紙幣に関する面白い展示を見つけたのでご紹介します。
ハンガリーのお金
現代のハンガリーのお金は、「フォリント」。1フォリント=0.4円くらいです。(去年は=0.3円でした。)
ハンガリーはあまり有名な国ではありませんが、、、たくさんの硬貨が展示されていました。
フォリントの前は、「ペンゲー」(1927年~1946年)や「コルナ」という単位が使われていたようです。ちなみに現在チェコ(ハンガリーの隣の隣)では、「チェコ・コルナ」という単位が使われています。
今回注目するのは、第二次世界大戦前後に使われていた「ペンゲー」!
第二次世界大戦後のハンガリー貨幣
ペンゴ(ぺンゲー)
ご存じの方がいるかもしれませんが、ハンガリーではWWⅡ後、ハイパーインフレを経験した国です。
と書いてあります。【10億兆】!?想像もできません。
最初にも書いたように、現在のフォリントは、1フォリント=0.4円くらいです。つまり、ペンゴは10億兆集まっても1円より価値がないということです😂
※「ペンゲー」と「ペンゴ」は同じお金を表します。読み方の違いです。ハンガリー語で「pengő」と書くので、最後の文字「ő」の読み方の表記の違いですね。
ドイツのハイパーインフレ
第二次世界大戦で大敗したドイツでも、賠償金の影響でハイパーインフレが起こっています。(写真左上。)
パン1つが1兆マルクであった。
とあります。
ハンガリーは、第一次・二次ともにドイツ側で参戦していたので、その影響だと思われます。
ハンガリーでハイパーインフレが起きていたとは。言われてみれば、ドイツのハイパーインフレは世界史の授業で習った気もしますが、、、びっくりしました。
その他の面白い展示
ハンガリーのお金には関係ありませんが、面白いと思った展示をいくつか紹介。
聖徳太子
聖徳太子がお金に描かれているのは初めて見ました。すごく綺麗なお金ですね。
偽札
偽札の展示もありました。今でこそ、いろんな技術が使われて偽札防止対策が取られていますが、昔のシンプルな印刷なら偽札をつくのも簡単そう。
これは明治時代に発行されたお金の、偽札。「一」をあからさまにマジックで「五」と書いているのが面白いですよね。
これで「五」円として使えると思ったのでしょうか?😂❗
藩札
廃藩置県前の、藩ごとに使われていたお金。当時は縦長の紙だったそう。こんなにいろんな種類があったらどれが本物のお金で、偽札かわかりません。(展示されているのはすべて本物です。)
明治以降、他の諸外国に合わせて横長のお金に変えたそうです。
今回の紹介はここまで、これ以外にもいろいろなお金が沢山展示されています。興味のある方は名古屋にある貨幣・浮世絵ミュージアムに行ってみてください。三菱UFJ銀行の立派な建物の1階にあります。↓
では、次のブログでお会いしましょう~!
Sziasztok(シアストック)~!:ハンガリー語で「皆さん、さようなら」
Instagramでは、ブログで載せない写真や動画、日々の生活を投稿しています。
ぜひフォローしてチェックしてみてください!
アカウント名→@hun_k91